新規開店キャンペーンの前に準備しておきたいこと

新規開店は飲食店を含むあらゆる事業において、誰に対しても平等に訪れる絶好の機会であると同時に最初の難所とも言える機会です。
新しいということはそれ自体が付加価値になり得るものですが、上積みがないゼロからのスタートだということも意味します。
そのような意味から、新規開店は多くのお客様を集められる最初のチャンスでもあり、店側の全てが検められる品評会とも言えるかもしれません。
新規開店で軌道に乗せることができるか否かで今後の運営もかなり変わってくるのです。
実際、個人事業主の場合、開業後1年で3割から4割、3年では6割ほどが廃業しているといわれ、新規開店の難しさが判る数値となっています。
このため、まずは開店してから1年間をどうやって生き残るかが鍵になってくるでしょう。
生き残りの有効な方法として挙げられるのが、新規開店時のキャンペーン実施です。
販促や告知などのキャンペーンを定期的に打つことは新規開店時以外にも有効ですが、知名度がほぼゼロから始まる新規開店の際は店自体を知ってもらわなければならないため、ことさら重要性が上がります。
基本的なキャンペーンとしてはチラシや看板での告知が挙げられますが、近年ではインターネット上でのキャンペーンも無視できません。
雑誌やメディアでの広告は高額になりやすく予算的には難しいという方でも、インターネット上での広告や告知などは比較的安価かつターゲット層も絞りやすいため、新規開店時に集中してキャンペーンを展開するだけでも思わぬ効果を挙げることもあります。
確実に言えるのは、新規開店時はキャンペーンを行なう最初にして最大の好機であるということです。